2024年2月3日、北海道鍼灸師会札幌ブロック主催の
認知症サポーター養成講座が札幌市社会福祉総合センターで
開催されました。
雪で大変な中、小樽ブロックの先生方にもお越しいただき
30名を超える参加者が集まりました。
講師は札幌渓仁会リハビリテーション病院の院長である
橋本茂樹先生で、神経内科専門医かつ認知症サポート医としての
貴重なお話を伺いました。
講座では、日本の人口構成の変化から出発し、
認知症に関する基本的な概念、原因疾患、
年齢階級別の有病率、診断方法などが詳細に説明されました。
さらに、各種認知症における診断、早期発見のポイント、
MRIや機能画像の解説など、多岐にわたるトピックが取り上げられました。
講座の後半では、認知症施策の推進、本人の視点を重視したアプローチ、
地域づくりの重要性、認知症予防の変遷、医療やケアの目標、
コミュニケーション方法、介護者へのアドバイス、
支援体制の構築など、幅広い情報が提供されました。
地域の多職種連携や認知症カフェ・ぴあ活動、
さらには「オレンジ桑園」と呼ばれる取り組みについても取り上げられ、
全員が認知症サポーターの認定を受けることでキャラバンメイトになりました。
今後も札幌ブロックではフォローアップ講座などの開催を予定しており、
地域に貢献し、認知症サポートの推進に力を注いでい来たいと考えています。